「現実」は厳しい。
だがしかし、それを受け止めなければこれからの時代を「強く生き抜くこと」はできない。
例えば、多くの人が利用しているであろうサービス、SNS。
これらは今、使い方次第でじぶんの価値を上げたり、じぶんのやりたいを叶えたり、フォロワーの数によってはそのまま収益にまで繋がるというツールへと進化した。
そしてその動きは今後さらに広まるだろう。
つまり、この現象は能動的にうごく人間にとってはとても有利な時代になってきたということ。
じぶんに力さえあれば、コネや大金がなくても何かを成すことはできるようになってきたということなのだ。
しかし、裏を返せば何もしない人間は今後ますます苦しくなる、ということでもある。
ふと、ぼくの大好きな漫画にでてくる元アメリカンフットボール選手、ダレル・ロイヤルのコトバが頭に浮かぶ。
フィールドでプレーする諸君等の誰もが、必ず一度や二度の屈辱を味あわされるだろう。
打ちのめされた事が無い選手等、かつて存在した事は無い。
ただ一流の選手はあらゆる努力を払い速やかに立ち上がろうと努める。
並の選手は少しばかり立ち上がるのが遅い、そして敗者はいつまでも グラウンドに横たわったままである。
お前は、この中からどの「生き方」を選ぶ?
そんなことを本書、「新世界」には問いかけられたような気がした。
西野亮廣ってどんな人?
西野さんとは、キングコングという漫才コンビの1人であり、絵本作家でもあるお方です。
他にも手がけているものはたくさんあり、活動の幅はホント多岐にわたるものなんですが、
最近もっとも注目されているのは自身が運営されているオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」ではないでしょうか?
何がすごいってサロンメンバーが13,000人以上いるってとこ。国内最大規模のオンラインサロンってわけです。
何を隠そう僕もそのなかの一員。月額1000円程と、とってもリーズナブルな価格設定なので、そりゃあ覗きたくなりますよねー!
新世界はどんな本?
これからの時代を自分らしく強く生きるためには何が必要で、どうすればいいのか、ということについて書かれている本です。
特に、お金については詳しく記述されています。
お金の成り立ちや皆がおもうお金についての概念は、はたして正しいものなのか。そして、時代が急速にすすむいま、お金はどのように変化したのか。
お金の稼ぎ方といっても良いかもしれないけど、本書にはそんなお金に関する話が盛りだくさんです。
こんな書き方をすると、お金お金とお前は下品なやつだ!という人がでてくるかもしれないけど、やっぱりお金は大事です。
お金で全てを買えるなんてことはスズメの涙ほども思っていないけど、それでも、お金で買える良いものはこの世にたくさんあります。
それは何も物質的なものだけでなく、時間であったり、情報であったり、癒しであったり。
考えてみると、湯水のようにドバドバでてくるとおもいます。
それでもお金を稼ぐことに嫌悪感を抱く人はいる。
ではなぜそう感じるのか、そもそもなぜお金は汚いという風潮が蔓延したのか、その辺りのルーツを探っていくところも本書の見どころだとおもいます。
最大の見どころは、やっぱりオンラインサロンについてでしょう。国内最大規模のオンラインサロンを持つ西野さんです。
オンラインサロンを語らせば、日本で1番説得力のある人だといっても過言ではない。
オンラインサロンを運営している人向けだけでなく、オンラインサロンって何?って方にも分かるよう本書では紹介されています。
ですから「オンラインサロンとは何ぞ?」という人にとっても、本書を読む価値は十分にあると言えるでしょう。
こんな人にオススメ!
- 自由に生きたいという願望がある人
- 何かに挑戦したい人
- これからの稼ぎ方を知りたい人
- オンラインサロンについて知りたい人
- 鼓舞してほしい人
こんな感じかな?
自分らしく、自由に生きたいと思うなら、新世界は必ずそのお役に立つはずです!
そして、この書に限らずなんだけど西野さんは人を鼓舞するのがホントに上手い。
「芸人」「絵本作家」の横に「鼓舞屋さん」という肩書きをプラスして欲しいぐらいです。
怠慢な自分に喝を入れてくれる。新世界は、そういった本でもありました。
新世界
読書感想・書評まとめ
冒頭でも少し触れたとおり、「新世界」は厳しいことを包みかくさずドストレートに書かれている嘘偽りが一切ない著書です。
それは、メンタルがズタズタの時に読めば痛手を負ってしまうのではないかというほど、正直に厳しくです。
でもね、最後まで読み進めていくと、厳しいのは西野さんのコトバではなく、僕たちが生きるこの「現実」だということがだんだん分かってきます。
それを受け止めることがまず第1。そして、それを踏まえた上で「未来を強く生きる」ためにはどうすればいいのかを考えていく。
そのための具体的な戦略が本書にはかかれているのです。
また、本書は行間がとても広くとられています。
こんな感じ👇
文庫本だとどの行を読んでいるのか分からなくなるほど文字が詰め込まれているけど、本書はそんなことがないようデザインされているのでとても読みやすかったです。
本をあまり読まないと言った方も、新世界なら気兼ねなく読むことができるとおもいます。
私たちは、とても流れの速い時代を生きています。
インターネットが普及し、SNSがこれほどのシェアを獲得した今、人と人が繋がることはとても容易になりました。
しかしそれは、個人という1人の人間がどれほどの価値を持っているのかを誰もがチェックできるという、怖さを感じるほどのモノであることの裏返しでもある。
そのとき、人は何を持っているとこれからの時代を強く生きれるのか。
一言でいうと、「信用」です。
なぜって?
それは本書、
「新世界」を読んで確かめてみてよ!
【新世界/西野亮廣】
読了。
厳しい指摘が満載の本でした。
西野さんの本には
いつも背筋を正される。しかし、本当に厳しいのは
西野さんではなく、僕たちが生きるこの現実だと言うことが、
本書を読み進めていくうちに分かってくる。行動して、
学んで、
強くなるしかない。頑張ろう‼️ pic.twitter.com/AZHk4VQExd
— 読書が愛人。 (@baka_doku) 2018年11月19日
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