億男/川村元気【感想・書評】幸せとお金の関係

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「億男」というなんともインパクトのあるタイトルに、決して似つかわしいとは言えない素朴な表紙。

その何とも言えないミスマッチ感に惹かれ、ぼくはこの本を手に取ることにしました。

本書がどのような本なのかを1言で説明するなら、「お金と幸せ」について書かれている著書だとぼくは答える。

「お金と幸せ」

これは、決して交わることのない水と油のようであり、絡みつくと2度とほどくことができない糸のようでもある、考えれば考えるほどむずかしい問い。

しかし、これらについて真剣に悩み、学び、考えていくことは、これからを幸せに生きてくため、お金という存在に振り回さないためにも必ず役に立つことだと、本書「億男」を読みおもいました。

 

「お金では買えないモノがある」
というコトバの裏の顔

お金では買えないモノがある

よく耳にする使い古されたこのコトバ。多分、多くの人はこのコトバを聞いたとき、プライスレスとか、サプライズといったモノを想像するのではないか。

何を隠そうぼくもそうだったのだが、億男を読みこのコトバに対する考えが少し変わった。

 

お金では買えないモノ。

 

これは少し見方を変えると「お金を払わなくても買えるモノもある」ともとれるのではないか、

サプライズやプライスレスといったモノでなく、これがこのコトバに隠された重要なメッセージなのではないかと。

私たちはどんな人間であれ、生きていくためにはお金を稼ぎ、寒さ暑さをしのぐ住処を買い(借り)、食べ物を食べていかなくてはならない。

それをもっと掘り下げ考えてみると、今挙げたものとは少し違った答えに行きついた。

そう、私たちが生きていくためにまず必要なのは息をするための「酸素」だ。

酸素がなければ、どうあがいても私たち人間は今のところ生きていくことはできない。

言ってみれば人間の命の根幹ともいえるこの酸素。私たちにとって欠かすことのできないメチャクチャ大切なモノがこの地球では無料で配布されている。

本書「億男」には、この「当たり前の大切なことを君たちは忘れてやしないか?」と問われたような気がしました。

 

お金を払わなくても手に入れることができるモノは他にもたくさんある。

友達との会話や人生のパートナーを見つけること。子どもと公園で遊ぶことや休日の二度寝。

これらを「幸せ」というのか「充実」というのかは人それぞれの捉え方があると思うけど、どれもお金を払わなくとも手に入れることができるという点では同じです。

 

ここで重要なのは、私たち人間はお金を払わなくても手に入れることができるモノを雑に扱ってしまうことがよくあるということ。

確かに、お金でしか手に入らないモノ、お金では買えないモノもある。それらが自分にとって、とても有意義なモノであることも多い。

しかし、それが結果的にお金を払わなくても手に入れることができるモノを雑に扱うという行動に繋がっているのだとしたら、これらの行動原理ははたして正しいと言えるのでしょうか?

お金で買えるモノ、お金では買えないモノと同等に、

「お金を払わなくても手に入れることができるモノ」も大切にするべきだと、本書を読みぼくは考え直すことになりました。

○○になりたいという気持ち

ーお金持ちになりたいー

誰だって一度はおもったことがあるとおもう。僕だってある。なんなら今この瞬間もそう思ってる。

しかし、ぼくも含め、「お金持ちになりたい」と思う人達の大半は、お金についての知識などあまりないというのが現実のようです。

主人公一男(かずお)の親友、九十九(つくも)という男は、作中でこんなことを言っていました。

***

お金が本当に好きなら、お金についてはなんでも知ってるはず。例えば、一万円札の大きさや重さなど、ありとあらゆる事を調べあげ、自分の頭にお金の知識を次々と入れ込むように学んでいくだろう。だが、「お金持ちになりたい」とか「お金が好き」という人の大半は一万円札の大きさや重さなど知らない。ちょっと調べれば分かることなのに、だ。つまり、「お金が好き」と言っている人の多くは、本当はそれほどお金が好きではないんだ。

***

図星だなという方も結構いるのではないか。ぼくはもろこれでした笑

 

何かを始めたい。あんなことをやってみたい。

自分のやりたいや好きを口にし、発信すること自体は悪いことではない。というかむしろ良いことだと僕は思ってる。

インターネットやSNSが普及し、誰とでも簡単に繋がれるいま、自分の思いを発信することは大切。

それがキッカケで自分のやりたいことが仕事になったりすることも、おうおうにしてある時代だからだ。

しかし、口にするだけで何でも叶うのかといわれればそうではない。むしろ、口にしたそのあとが重要です。

自分のやりたいを叶えるためにはやはり、自分の行動力こそがモノをいう。

そのことをもう一度再認識し、こころに深く刻んでおこうと億男を読みおもいました。

天は人の上に人を造らず、
人の下に人を造らずの続き

もはや知らない人の方が少ないのではないかというくらい有名な福沢諭吉のこのコトバですが、このツイート通り、このコトバにはまだ続きがあることをあなたはしっていましたか?

ぼくは本書「億男」を読むまで知りませんでした。

むしろ、「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」ってそんなバカな話があるかとさえ思っていました。

でもこの続きのコトバを知り、メチャクチャ腑に落ちました。

やはり学び続けることが大切なのだなと。

それに中途半端に知ってるって、ホントに恥ずかしいなと改めて思わせられました。

自戒のためにこの部分をピックアップしましたが、案外、僕と同じでこれも図星だって方も結構いるのではないでしょうか?笑

まとめ

今年に入り、もうすでに4か月がたちますが今のところ本書「億男」がぼくの中では1番面白い作品でした。

やっぱりストーリーはいいですね。読みやすいし頭にどんどん入ってくる。

 

お金と幸せ

 

幸せはお金で買うことができるのか。

これは、「お金と幸せ」をどう捉えるかによってかなり個人差がある問いだとぼくは感じた。

個人的な意見を述べるなら、お金で買える幸せも確かにある。しかし、「人と人の信頼関係が土台にある幸せ」は、やはりお金では買うことができない。

ヒトからの信用が結果的にお金を生むことはあっても、やはりお金でヒトの信用は買えないと、僕は思うのです。

まあ人と人の信頼関係という定義自体がヒトによって違うだろうし、結びつきの強さや感じ方もまた人それぞれ。

そう考えると、やはり「お金と幸せ」は個人の捉え方次第でどうとでも変わる、とても曖昧なモノなのかなと。

 

最後にもう1度いいますが、本書「億男」はホントに面白い本です。

少しでも気になった方は是非本書を手に取り、お金と幸せについて考えてみて下さい。

得することはあっても、損することは絶対にないですから!

 

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読書感想を主に書いてます。 元ニート×ギャンブラー×無職で結婚した男がゼロから這い上がるべく、日々学んでいます。 【座右の銘】 言いたいことも言えない こんな世の中はポイズン。