超AI時代の生存戦略/落合陽一【読書感想・書評】

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2040年

遠いようで、そう遠くはない未来。

この世界は、テクノロジーの発展により人の生き方・働き方は大きく変化していることでしょう。

AIやロボットが活躍するこれからの時代、僕たちは人としてどう生きていけばよいのか。

その時あげられる答えは、多くの場合「人にしかできないクリエイティブなことをするべき」、というものではないだろうか。

別に間違った発言ではいない、と僕は感じてる。しかし、本書「超AI時代の生存戦略」を読み、その一言だけではまだまだ考えが浅いな、という風に感じさせられました。

 

「人にしかできないクリエイティブ」とは

著者の落合さんは、本書の中で゛AIは、AIとしての仕事を、人間は人間らしいクリエイティブな仕事をすればいい゙という昨今よく言われているこのコトバが、すごく嫌いだとはっきりおっしゃっている。

この論調はクリエイティブという言葉であやふやに誤魔化し、行動の指針をぼかすことに他ならないと。

なるほど。言われてみればそうかもしれない。よく考えてみると、このコトバには何をすればいいのかという具体的な行動目標がない。まあそこからは自分で考えろという意味でこのコトバを使う方もいるのだろうが。

改めて「ヒトにしかできないクリエイティブなこと」とはなんだろう、とこの文章からは考えさせられました。

ちなみにぼくは「コミュニケーション」がこの問いに対するキーワードになってくるのではないかと、いま思っている。

ヒトは、ヒトにしか癒されないときがあるし、ヒトとしか楽しめない事がある。

スナックや居酒屋はまさにそういったヒトとヒトだからこその楽しい空間であり、癒される場所である。この辺りは、テクノロジーやロボットがどんなに発展しようが、ヒトが負けることはないというのが、ぼくの考えです。

好きなモノだけを集める

「コミュニケーション」が、これからの時代は大切になってくる。その思いは変わりませんが、もう一つロボットには負けないモノがヒトにはある。

それは、ヒトとしての偏りだ。

ヒトにしかできないことも大事だけど、ヒトだからこそ偏ってしまった「バグ」のようなモノも、超AI時代を生き抜く上では、差別化できる要素であり、重要なポイントになってくるところ。

自分を人として偏らせる。これは自分の好きなことをできるだけたくさん集める、できるだけそれらに多くの時間を使うに限る。

さかなクンだって、魚の知識で1発当ててやろうと思い、魚に詳しくなったのではなく、魚が好きで好きで仕方がないから勉強していた結果、色々なメディアで活躍できるようになった。

ぼくの場合、何となくいうあやふやな感覚でだけど、どれだけロボットが魚の知識をつけても、できることならさかなクンに魚について教わりたいと思う。

知識の多さや正確さも大事だけど、なんとなく「あの人がいいの!」という人のあやふやな気持ちが消えることはこの先もない。これは、言いかえれば、「なんとなくあの人だから」と言ってもらえるかが、これからの時代、重要だということでもあるのです。

報酬が継続のカギ

好きなことでも、ずっとやっていれば気が乗らなくなってくる。そういった経験は誰でも1度くらいありますよね。

物事が継続しないのは、単純に自分がそれを喜びと感じていないから。それらが楽しかったり、面白いのであれば、続かないわけないですもんね。

ということは、何かを継続して行っていきたいのであれば、自分が喜びを感じれるようそれらをデザインすることが大切。自分が継続していきたいと思える報酬を自分に与えてやることが超重要なのです。

落合さんは本書、超AI時代の生存戦略で、ヒトが喜ぶ報酬は主に3つに分けられるとおっしゃっていた。

  1. ギャンブル的報酬→毎回チャレンジして、競争して、誰かに勝つ、賞を獲ることが喜び
  2. コレクション的な報酬→集めることが喜び。積みあがっているのが「見える」という点が非常に重要
  3. 心地よさの報酬→五感をしっかり使うことが喜び。「美味しいものを食べるような結果に繋げよう」「いい音楽が聴けるような場所にしよう」などを意識してやっていく。

全てを満たすものがあれば最高ですが、別に自分に合っている報酬であれば1つでもいい。

例えば、競争で勝つことが異常にうれしいなら、ギャンブル的な報酬を自分に与えれるようそこだけを集中してデザインすればよいってことだ。

日本人は謙虚というかなんというか、自分に報酬をだすこと自体「悪」と捉える風潮がある。確かに、自分ばかりを甘やかすようなモノばかりを自分に与えているようではダメだ。だけど、自分がさらに成長するには、おのずと継続を迫られることがある。

その時、嫌々継続してやっていくのか、それとも継続しやすいように自分の喜びをデザインしつつ楽しく継続していくのかでは、結果的に成長のスピードも変わってくるんじゃないか、とぼくは感じました。

まとめ

僕自身、落合さんの本を読むのは、これが二冊目になる。この本を読もうと思ったきっかけも、落合さんの他の著書「日本再興戦略」を読み、とても面白かったからだ。

関連記事>日本再興戦略ー落合陽一【読書感想・書評】

本書も面白かった。だが、日本再興戦略を先に読んでしまった自分としてはいささか物足りなさも感じた。まあ当たり前と言えば当たり前なのかもしれない。同じ人の著書なのだから、少なからず言っていることはかぶってくるでしょうから。

だから、素直に自分の思いを述べると、日本再興戦略を読んだ方は本書は手に取らなくても良いとぼくは感じました。

ただ、世界が最も注目している日本人科学者であり、現代の魔法使いと称される落合陽一さんの頭の中を、更に理解したいという思いがあるのなら、日本再興戦略を読んだとしても、本書を手に取る価値は十分にあると思います。

気になる方は是非チェックしてみてください。

この記事があなたの本選び、また何かしらのお役に立てていれば幸いです。

 

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「読書」と「考えること」が主食。読書から得た学び、これからの生き方・働き方について、主に書いているブロガー。 無職で結婚→日雇労働→副業サラリーマン(今)→面白いことで人生が埋め尽くされている(未来)→木(来世)